施設保全部

建物内で誰しも必ず目にした事があるであろう、消火器や火災報知器、
色んな出入口に設置されている誘導灯といった消防設備と呼ばれるものを点検したり、
貯水槽と呼ばれる、住人さんや施設利用者が実際に飲んでいる水を貯めている
タンク内に入って清掃を行う部署です。

火災が起こってしまった際、消火器は火を消して逃げ道を確保する役割、火災報知器は火災が起こったことを知らせる役割、誘導灯は停電した場合にどこに逃げたら良いか案内する役割など、消防設備はそれぞれの色んな役割を発揮して、火災から皆さんをいかに無事に避難させるかということを考えて作られました。
その消防設備を消火器内の粉末が固化していないか、火災報知器が熱や煙で正常に作動するか、誘導灯が球切れになっていないかなどの点検し、消防署へ点検結果報告書を提出するという仕事です。
消防設備は万が一の際に作動しなければ、逃げ遅れるなど人命に多大な危害を及ぼします。いざという時に、住人さんやお客様が安全に火災から逃げるには、この様な消防設備は絶対に必要です。不安そして危険を防ぐ為に責任を持って行っています。

貯水槽は飲み水を供給するタンクなので、もし清掃せずに放置し続ければ当然錆や藻が水道管から発生し、後に人体に重大な病気を引き起こすことに繋がってしまいます。それを未然に防ぐ為に、水道法で法的に定められた定期的な清掃・点検が必要です。
タンク内は高圧洗浄機で汚れを落とし、専用の噴霧器で消毒を行うことで綺麗な状態を維持できるようにします。また、防虫網の破損やタンク自体のヒビ割れなどの不備事項も同時に確認しているので、設備故障を防ぐことも可能です。
皆さんが普段何気なく飲んでいる水であっても、何もしなければ危険が及ぶ。皆さんの身近な安全を守る重要な仕事をしています。